|
釉薬の色が表出したグレーがかった白を、
いつまでもはじめの色のままに保ちたかった。
中央にはエレベーターホールをはじめ共用的な諸室を集中させたコア。そのコアをブリッジで結び、三角形で囲むように病棟を配しました。このユニークな形状は、つねに患者を中心にし、地域に開かれた医療を行うという病院の基本理念を表現するため考えたものです。外壁の色彩計画もその理念を反映し、中央のコアには白の無釉タイルを。まわりを囲む病棟には、窯変の際に微妙な釉薬の色が表面に出た、グレーがかった白の無釉タイルを採用しました。もちろん、それらはすべてハイドロテクトイル。施主が汚れにくく、メンテナンスフリーの外壁仕上げ材を希望されていたこともありますが、何よりも、いつまでも竣工当時の純粋な色であってほしいですからね。
|