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TOTOはタイルのリサイクル化を積極的に推進しています。
社会から発生するさまざまな廃棄物の再商品化の受け皿として、TOTOでは、独自の基準に基づき、廃棄物を15%以上利用したシリーズをリサイクル商品と認定しています。
ハイドロテクトタイルにおいても現在、廃棄物を原材料に使用したリサイクル化が着々と進められています。

●R&B名古屋久屋大通西(愛知県名古屋市中区):
 窯業廃棄物再資源化タイルRECOTTA50角特注品、シュケル50二丁 
 建築主:ワシントンホテル株式会社 設計:株式会社総合設計 施工:株式会社竹中工務店名古屋支店
●中目黒GT《ゲートタウン》GTタワー
(東京都目黒区):
 200角マット・磁器質施釉品
 建築主:上目黒二丁目地区市街地再開発組
 設計/監理:(株)日本設計
 施工:フジタ・大成建設共同企業体
●ホテル近鉄ユニバーサル・シティ(大阪府大阪市):
 50角マット・磁器質施釉品
 建築主:近鉄ホテルシステムズ・近畿日本鉄道(株)
 設計:(株)竹中工務店 
 施工:竹中・大林・大日本土木共同企業体
●東京臨海病院(東京都江戸川区):
 50角、50二丁・磁器質施釉品/50角マット・磁器質無釉品
 建築主:日本私立学校振興・共済事業団 
 設計/監理:(株)佐藤総合計画 施工:大成・戸田・間共同企業体
●KDDI 渋谷データセンター
(東京都目黒区):
 50角マット・磁器質無釉品 
 建築主:KDDI(株) 
 設計/監理:(株)日建設計 
 施工:(株)竹中工務店
名古屋パルコ南館
■取材協力 株式会社 パルコ
開発局開発部担当部長 森田智氏
建築主の要望を叶える、
セルフクリーニング効果。

この南館は、名古屋では3つ目のパルコになるわけですが、1989年にオープンした西館・東館との関係で言えば、新しいパルコが誕生したというよりも、むしろ建築の表現上は既存のパルコの拡充を意図したものであったという事です。したがって、デザインコンセプトも踏襲されています。清新なホワイトでプレーンなエクステリアイメージは、3棟ともに統一感を与えるように配慮しています。南館については、ちょうど外装タイル選定時に、もともと内装材として注目していた光触媒タイルが、セルフクリーニング効果を持つハイドロテクトタイル(外装用)として商品化されたということで候補に上がったわけです。
ハイドロテクトタイル採用にあたって。
商業施設という性格から、お客様に好印象を持たれる建物であるという事は大前提になるわけです。きれいな状態の店舗にお客様を迎えたいという思いは当然なわけですが、実際メンテナンスという事を考えると多額の費用が掛かります。そういう意味でもライフサイクルコストというキーワードは、ますます重要度を増していくのではないでしょうか。効果については、今のところ竣工より日も浅いためはっきりとした実感は得られていないというのが現状ですが、建築設計上汚れがつきにくいディテールへの配慮はもちろんポリシーとして設計サイドにもお願いしており、ハイドロテクトタイルという素材自体の性能との相乗効果が、今後もっと実感できるようになることを期待しています。
 
ハイドロテクトタイルによせる期待。
汚れないというメリットが実証されれば、これからもハイドロテクトタイルは当然外装材の有力な候補になると思います。テクスチュアやデザインのバリエーションはもっと増えていってもらいたいですね。また外装材はタイルだけで構成されるものではないわけで、金属パネルや、ガラスといったエクステリア素材全般に、この技術が応用されるようになることを期待しています。特にガラスは汚れが目立ちやすく、まめなメンテナンスがどうしても必要となる部位なので、非常に現実的な要求として実現してほしいですね。
Data

所在地: 愛知県名古屋市中区栄3-32-1
設計 / 施工: 戸田建設株式会社
竣工: 平成10年11月
タイル仕様: 50二丁マット・磁器質施釉品
医療法人社団 洛和会
洛和会老人保健施設 イリオス
 
■取材協力 株式会社 妹尾正治建築事務所
一級建築士 妹尾正治氏
都市型老人保健施設として。
高面積効率を求められるため同種の施設としては異例の高層(5層)で、ボクシーなフォルムを採用することとなりましたが、高層施設ながらも、ヴァーチカルトラフィックを減らすために各階層ごとに浴室や食堂を配置する完結型のレイアウトを採用。落着いた療養環境が実現できました。エクステリアイメージでは、施設の性格から明るさを大切にしながらも外壁が自己主張しすぎないタイルを選定しました。全面ホワイトで統一するなかにも濃色の目地でメリハリをつけたことで、意匠上の意図はかなえられていると思います。
ハイドロテクトタイル採用にあたって。
都心部に位置し、道路交通量の増加も見込まれる立地条件からいっても、ハイドロテクトタイルのセルフクリーニング効果を期待して採用しました。また、省エネ・リサイクルに対しての意識が高い施主サイドの意向もあって、今回採用となったハイドロテクトタイルには、一部素材に廃ガラスをリサイクルした物を使用しました。メンテナンスも医療施設という性上、コスト面はもちろん、清掃作業中のプライバシー保護といった観点からもなかなか条件が厳しいものがあるのが現状の中、汚れに強いというのは魅力ですね。
ハイドロテクトタイルは建築の可能性を広げます。次回物件として、排気ガスにより汚れが懸念される高速道路インターそばの物件を計画中なのですが、そこでもハイドロテクトタイルを使ってみたいと思ってい
 
ます。機能からいえば、いままで「汚れるから」という理由でタイル使用を敬遠していた斜壁等にも積極的に使用でき、設計上の可能性も広がりますね。商品的には今後意匠バリエーションの充実を期待します。
Data
所在地: 京都府京都市中京区聚楽廻西町186
建築主: 医療法人社団 洛和会
設計 / 監理: 株式会社 妹尾正治建築事務所
施工: 株式会社 竹中工務店
竣工: 平成11年4月
タイル仕様: マット・磁器質施釉品